“長寿の町”京丹後市 お年寄りも「自分たちのこと自分でやる」
収穫した旬の野菜が食卓の主役だ。
「農作業がない冬場は、こたつに入って漢字の書き取りなどをして、なるべく手と頭を使っています(笑)。午後にはバスに乗って買い物にも行きます」(政一さん)
じつは政一さん、89歳のときに大腸がんの手術をした。その後、寝たきりにならなかったのは、2本のポール(杖)を使って歩行運動をする「ノルディックウオーキング」のおかげだという。時間があるときは自宅前の道路を速歩きで往復し、足腰をきたえた。
こうして政一さんは今も、介護保険サービスを使うことなく過ごしている。市から賞状をもらい、それがまた励みになっている。
「女性自身」2020年2月25日号 掲載