2020年2月27日 15:50
現役女医が風邪の初期に飲む「葛根湯」は肩こりにも効果
を症状別にアンケート調査。彼女たちが飲むものには、ほかの市販薬とは違う“選ばれる理由”があった。
■頭痛には即効性のある「ロキソニンS」
内科医の宝田美沙子先生ら、6人中4人が使用しているというのが「ロキソニンS」だ。
「鎮痛作用のあるロキソプロフェンナトリウムが含まれており、用量は病院で処方されるものと同じです。頭痛などの痛みに対して効果の発現も早く、1錠が小さいので飲みやすいのが特徴です」
即効性があるため、「生理痛」に服用しているという意見も。
「すぐに生理痛を抑えたいときに選びます。しかし、長期にわたって服用すると、胃が荒れたり、腎機能低下などの副作用もあるので注意が必要です」(みずき皮膚科クリニックの原みずき先生)
ロキソニンSの説明文書には、「3〜5日間服用しても痛み等の症状が繰り返される場合は、服用を中止し、医師の診療を受けてください」と記述されている。
■風邪の初期には「葛根湯」。
肩こりを和らげる効果も
せき・鼻水やとりわけ微熱などの症状に、ほぼ“満場一致”で服用されているのが「葛根湯」だ。「OTC薬として販売されている葛根湯は、医療用のものと同じ成分で構成されています。