2020年3月19日 11:00
専門医が警鐘「治療しなくてもいい“超のんびりがん”もある」
を受けていることになるのです」
日本には検診の種類にも問題があるという。
次のように、現在、日本では、胃がん、大腸がん、肺がん、子宮頸がん、乳がんの5つのがん検診が国によって推奨されている。一見して、日本と米国での推奨度が異なるのがわかるだろう。
【胃がん】日本での対象者:50歳以上男女
<検診の方法>
胃X線検査:日本の推奨グレード・B/米国(USPSTF)の推奨グレード・対象外
胃内視鏡検査:日本の推奨グレード・B/米国(USPSTF)の推奨グレード・対象外
ヘリコバクターピロリ抗体:日本の推奨グレード・I/米国(USPSTF)の推奨グレード・対象外
【大腸がん】日本でも対象者:40歳以上男女¥
<検診の方法>
便潜血検査:日本の推奨グレード・A/米国(USPSTF)の推奨グレード・A(50〜75歳)
S字結腸内内視検査:日本の推奨グレード・C/米国(USPSTF)の推奨グレード・A(50〜75歳)
全大腸内視鏡検査:日本の推奨グレード・C/米国(USPSTF)の推奨グレード・A(50〜75歳)
注腸X線検査:日本の推奨グレード・C/米国(USPSTF)の推奨グレード・対象外
【肺がん】日本での対象者:40歳以上男女
<検診の方法>
非高危険群に胸部X線検査、および高危険群に胸部X線検査と喀痰細胞診:日本の推奨グレード・B/米国(USPSTF)