ひざの“痛みの悪循環”に悩む人に…カンタン「ほぐしストレッチ」
【1】〜【3】を左右30回ずつ、朝と夜に
【1】ベッドの上か床に座り、ひざを立てた足のかかとの下にタオルを敷く。つま先をまっすぐ前に向けて、ひざを曲げながら足を体に引き寄せる。
【2】タオルをゆっくり滑らせて、ひざを伸ばしながら少しずつつま先を体の外側に傾ける。
【3】つま先が60度外側に傾いたときにひざを伸ばしきる。
「かかと押しストレッチ」は、寝ているときや、朝、目が覚めたときにひざが痛む人向け。起床時にベッドンの上で、痛むほうのひざの内側を、反対側の足のかかとで圧迫して、斜め前方に押し出すようにしてみよう。
「ベッドから起き上がり、歩きだしたときの痛みが軽減できます。入浴中、湯船につかりながら行うとひざも伸ばしやすいですし、痛みの緩和にも効果的。
最初は1日おきぐらいを目標にし、慣れてきたら毎日行いましょう」(戸田院長・以下同)
変形性ひざ関節症の人はひざの横揺れが起こりやすく、軟骨がすり減りやすくなっているが、「足の関節ストレッチ」は、関節の可動域を広げて、ひざの横揺れを予防する効果がある。また「つま先60度ストレッチ」では、スクリューホーム運動が習慣づき、スムーズな歩行を促してくれる。