2020年10月7日 11:00
腰痛解消のカギは「大きな筋肉」を刺激することにあった!
そこで迫田さんが導いた答えが、この「運動連鎖」の再教育。
「要は正しく体を動かせるようになりましょう、ということです。体が正しく動かなくなっている原因は関節が硬くなっているから。そして、関節は筋肉でつながっているので、この筋肉を動かせるようになればいいのです」
その方法として巷間あふれているのが体操やストレッチだが、より効果的な治療法として迫田さんがたどり着いた結論が「押す」ことだった。
腰痛の主なトリガーポイントは、次の「大臀筋」「大腿筋膜張筋」「外側広筋」「腹斜筋」「広背筋」の5カ所。番号順に高い効果があるという。
【1】「大臀筋」はこう押す!
床に横になり大殿筋にテニスボールを当てた状態から、両ひざをボールの側に倒して体重をかける。
【2】「大腿筋膜張筋」はこう押す!
床に横になり大腿筋膜張筋にテニスボールを当てた状態から、上側にある手のひらを上に向け、上体をひねりながらおへそを前に出す。
【3】「外側広筋」はこう押す!
ひざを90度に曲げて床に座り、外側広筋にテニスボールを当てた状態から、上体を外側にひねりながら前に倒して体重をかける。
【4】「腹斜筋」はこう押す!
背中を丸めて、指3本で腹斜筋を押した状態から、上体をひねりながら少し前に倒す。