ビューティ情報『残暑でも油断大敵 突然死も招く“ステルス熱中症”にご用心』

2021年8月21日 15:50

残暑でも油断大敵 突然死も招く“ステルス熱中症”にご用心

残暑でも油断大敵 突然死も招く“ステルス熱中症”にご用心


「今年の夏は急激に暑くなったうえに、コロナ禍で迎えた2度目の夏。これまで以上に熱中症になるリスクが高まっています」

そう語るのは、熱中症に詳しい済生会横浜市東部病院・患者支援センター長の谷口英喜先生。

消防庁の発表によると、今年6月1日から8月8日までに熱中症で救急搬送された人は3万4,768人にのぼる。これは昨年同時期間の2万1,995人からじつに1.6倍にも増加している。なぜ今年は熱中症リスクが上がっているのだろうか?谷口先生が解説する。

「今年は梅雨入りが早く、汗をかいて体内の熱を発散する機会が少ないまま真夏を迎えました。暑さに体が慣れる『暑熱順化』ができず、急激な気温の上昇に体がついていけない人が多くいます。そして1年以上にわたる外出自粛から運動不足になり、筋肉が衰えている人が少なくありません。
体の水分の4割を蓄える筋肉の量が減ると、それだけ熱中症のリスクも高まってしまうのです」

熱中症といえば、屋外の蒸し暑い環境で発生する印象が強いが、もっとも多いのは住居で起こるもので、4割以上を占める。

「室内で2時間座っているだけでコップ1杯分の水分が失われています。特に女性は男性よりも筋肉量が少ないため、熱中症のリスクが高い。

関連記事
新着ビューティまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.