間食がストレス軽減!脳の専門家が「健脳おやつ」をすすめる訳
「丸くて小粒な果実は民間薬として咳やのどの痛みに効果があるとされていますが、皮ごと食べると甘味があり、ジューシーでおいしい。一口かじると、かんきつ系のいい香りがして、しかも適度に嚙み応えがあります。甘味、香り、嚙み応え、これが脳にいいおやつの三大要素なんですよ」
【1】脳が喜ぶ食材こそ最高のおやつ
「おやつには、仕事や家事で疲れた脳を癒すことにより、脳を活性化させる効果があります。そのためには、まず自分が好きなもの、そしておいしいものでなくてはなりません。ですから、いくら脳にいいといわれるものでも、自分の好みに合わないものはおすすめできません」(加藤先生)
脳科学者の塩田久嗣先生も「健脳おやつ」に“おいしい”という要素は欠かせないと話す。
「脳がおいしいと感じると、ドーパミンという脳内ホルモンが出るんです。このホルモンが脳を活性化させて、認知症の予防につながります。それに、おいしいと思わないと、長続きしないでしょう。
ですから、『健脳おやつ』は習慣化して、毎日続けることがポイントになってくるんです」
次に加藤先生が挙げる要素は香りだ。
【2】おやつの香りで脳を活性化
「食品や化粧品の香料を調合する調香師の人は、高齢になっても認知症になりにくいといわれています。