医師が実践する脳の健康法「低脂肪ヨーグルト+オリゴ糖」
「みなさんは毎日どれくらい運動していますか。WHO(世界保健機関)によれば、週に150分の緩い運動をしていないと運動不足とみなされます。15歳以上の日本人の65%が運動不足といわれていますが、運動不足は全身の血流を悪くし、脳の認知機能維持にも少なからず影響してしまいます」
そんな周東先生が100歳になっても負担なくできる運動として自ら実践しているのが「ゴキブリ体操」だ。
体操自体はいたって簡単。床やベッドなど平らなところにあおむけになり、両手両足をなるべく真上にあげる。そして、手を阿波踊りのように左右に回転させながら、足は自転車のペダルをこぐ動き(ときどき逆回転も)を繰り返す。これを1日1回3分間を目標に。
「子どもから高齢者まで、簡単に体を動かして全身の血流をよくするストレッチを、と考えたのがきっかけでした。
人間は手足に全身の70%の毛細血管がありますから、両手足を心臓より高い位置に持っていくことで、血流がみるみる促進されます。そのうえで、手足をバタバタさせて日常生活では使わないインナーマッスルも鍛えられるようにやってみると、まるでひっくりかえってジタバタするゴキブリのよう(笑)。