2022年9月28日 15:50
寒暖差がなにかと不調を招く時季…「市販薬の副作用」にご用心
不要な成分を体に取り入れることは体に負担をかけることにもなる。
「使う薬の種類が多ければ、それだけ副作用のリスクも高くなり、肝臓や腎臓などにも負担をかけることになります」
寒暖差は胃腸にも影響が出やすい。便秘のときに用いる市販薬は、水を集めて便を軟らかくする非刺激性、腸を刺激して便を出す刺激性の2つに大きく分けられる。
「基本は非刺激性の薬を使い、刺激性の薬はピンポイントで使うようにしてほしいのですが、『効き目がよいから』と刺激性の薬を連用してしまう方がいらっしゃいます。しかし、刺激性の薬を使いすぎるのはクセにもなるのでよくありません。非刺激性の薬で満足できない場合は、一度病院で相談することをおすすめします」
ブタクサなどによるアレルギー性鼻炎も秋の不調の一つだ。
「アレルギーに使う点鼻薬では、『血管収縮薬』は鼻づまりがすぐに解消するため人気がありますが、効き目が長続きしないため、繰り返し使ってしまいがち。そうした使い方を続けると、鼻の粘膜がダメージを受け、アレルギーでもないのに鼻水や鼻づまりが続く薬剤性鼻炎を起こす原因になります」
ほかに、空気が乾くことで肌の乾燥やかゆみも気になり始める。