2022年10月21日 11:00
片足を引きずって歩く人は脳腫瘍の疑い 歩き方でわかる病気7
長時間立っているだけでも股関節や膝が痛む。
【5】早足で歩くと止まってしまう人は「動脈硬化」の疑い
15分ほど歩くとふくらはぎなどに痛みが出て歩けなくなってしまうのは、動脈硬化で血流が悪くなる閉塞性動脈硬化症のサイン。休むと筋肉の疲労が改善して歩けるが、動脈硬化の進行とともに症状は強くなる。
【6】すり足歩きは「脊柱管狭窄症」の疑い
背骨にある、神経の束が通る脊柱管が変形し神経が圧迫される脊柱管狭窄症になると、手足がしびれ、両足が重く、力が入りづらくなる。痛みはあまりないが、しばらく歩くと平地でも足がだるく上がらなくなるため、すり足歩きに。座ると改善する。
【7】壁伝いに歩く人は「サルコペニア」の疑い
80代は筋肉量・筋力も20代の60%に低下し、サルコペニアになることが。歩くのが遅くなり、家の中で壁を伝って歩くのは、このサイン。
立ち上がるときや階段の昇降に手すり、外出時は歩行器が必要となることも。
「歩き方から脳腫瘍や水頭症、パーキンソン病といった脳疾患が疑われるようなら、脳神経外科や、脳神経内科を受診し検査を。頭痛がある場合も同様です。パーキンソン病は、50~60代の発症が多く、早期発見すれば薬物治療でコントロールできる病気ですし、リハビリテーションで、ある程度症状を改善させられます」