「やる気喪失型」「もの忘れ型」…「脳の老け方」あなたはどのタイプ?

脳のメカニズムを正しく理解していれば、脳を若々しく保つことにつながる
年齢を重ねるにつれ、日常生活のさまざまなシーンで記憶力の低下を実感する人も多いだろう。
「やる気や記憶力は加齢とともに低下する傾向がありますが、その衰えを緩やかにする方法もあります。脳はいくつになっても新しく学習できることも明らかになっています。脳のメカニズムを正しく理解していれば、脳を若々しく保つことにつながるのです」
こう話すのは、脳科学者の西剛志先生だ。“脳の老化”は、衰えが顕著な機能ごとに「やる気喪失型」「もの忘れ型」「注意力低下型」「共感力低下型」「聴力低下型」の5つのタイプに分けられるという。いずれも放置しておくと認知症リスクを高めてしまうことになるというから気をつけたいところ。ここでは、各タイプの特徴と、それに応じた脳のトレーニング方法を西さんに解説してもらった。まずチェックリストを使って、自分がどのタイプにあてはまるかを確認してみよう。

「『やる気喪失型』は、更年期の女性に多く見られます。これはホルモンバランスの乱れがきっかけとなり発生することが多いようです。この年代は家事や仕事に忙しく、行動範囲は職場と家の往復だけ、新しく人に会う機会が得られないということも。