コロナ禍で感染リスクが高まった帯状疱疹ウイルスは「キウイ」「菜の花」で不活化!
ふだんから免疫力を整えて、予防ができるようにしてほしいです。そのためにもしっかりとってほしいのがビタミンC。ビタミンCはウイルスを不活化し、増殖を抑える作用があるからです」(姫野先生)
ビタミンCはキウイフルーツ、いちごなどの果物や、ピーマン、ブロッコリー、菜の花などの野菜に多く含まれる。
「これらをサラダにしたり、焼き物や揚げ物にレモンをかけたりして、食事でビタミンCを積極的にとりましょう。食後の果物もビタミンCの吸収率がいいです」
ビタミンCは水に溶ける性質があるので、野菜スープにしてとるのも効率のいい方法だという。
「また、ビタミンCには抗炎症作用もあり、治癒を促進します。また、メラニンの過剰な生成を抑制するので、帯状疱疹後の色素沈着を抑える働きもあります。帯状疱疹は一度発症すると繰り返す傾向もあります。
更年期世代の女性は若いころのような無理が利かない年代ですから、ふだんからしっかり栄養をとり、免疫力を高めることを心掛けてください」(姫野先生)
■近年、帯状疱疹は症状がより複雑化
「通常、帯状疱疹は左半身か右半身いずれかに症状が現れるもの。ところが、近年は両側に出たり、脱毛やじんましん、全身の皮膚のトラブル、さらにはうつ症状や食物アレルギーなど、症状が複合的に現れて治療が非常に難しくなっているケースが増えています。