2023年3月23日 06:00
「パジャマはシルク」「バランス力を鍛える」…100歳健康長寿導く最新ルール
足腰を丈夫に保つカギとなるのは運動の習慣だ。同時に、筋肉を維持するためにはタンパク質をはじめとするバランスのとれた食事も不可欠。
「足腰だけでなく、血管や脳、またメンタルのコンディションを保つことも健康長寿をかなえる土台として欠かせません」
「運動」からみていこう。丈夫な足腰は運動機能以外の面でも大きな意味を持つ。
「筋肉量を維持していると、糖尿病や高血圧、動脈硬化などさまざまな病気の予防になることがわかっています。同時に運動を通じて鍛えたいのがバランスを保つ力。バランス力が衰えると体をイメージどおりに動かすことができなくなるほか、サルコペニアのリスクを高めてしまいます」
バランス力の目安は「1分間、片足立ちができるか」。高齢になっても1分以上キープできる状態が理想だという。
1日3回の「1分片足立ち」を習慣にすると、足の付け根の骨に50分間ウオーキングするのと同等の負荷がかかるため、バランス力と筋力を効率よく鍛えるトレーニングになる。日々の生活では、きちんと体を休めることを心がけよう。規則正しい睡眠がその基本となる。眠るときの衣類の“素材”にも気を配りたい。
「シルクは人間の体を構成する20種類のアミノ酸のうち、18種類を含んでいます。