野菜高騰の救世主――“コスパ最強”豆苗が寝たきり防ぐ!
気候に左右されないため、安定した栽培・供給が可能な豆苗
「えっ、トマトがこんなに小ぶりで1個200円!?少し前は120円ほどだったのに……」
主婦でもある記者は、新宿区のスーパーを数店舗回って確認し、トマトの値段の高さにガックリ肩を落とした――。
このところの野菜の価格高騰が止まらない。スーパーの青果コーナーに行くと、あっと驚くような価格が並ぶ。
たとえば現在、ほうれん草は1束200円以上。ほんの数カ月前は確か130円前後だったはず。しかも以前より量が減っている。ほかの野菜も高額がズラリ(表参照)。これは家計を守る主婦にとっては頭が痛い。
「価格高騰の理由は、夏の猛暑の影響です。夏の高温のせいで種をまくのが遅くなったり、水不足や強い日差しによる日焼けもあり、発育不良などで売り物にならなくなる野菜が増えたからなのです」
こう話すのは愛国学園短期大学家政科准教授でナノ・ライフ創新研究機構招 聘研究員である古谷彰子先生だ。
そんな値上がりする野菜が多い中、今もっとも注目を集めているのが「豆苗」だ。1パック約100(70〜120)g以上あるものが、どこのスーパーでも98円くらい。