ビューティ情報『「加湿器肺炎」で肋骨骨折も…“抗生物質が効かない”咳などの症状を医師が解説』

「加湿器肺炎」で肋骨骨折も…“抗生物質が効かない”咳などの症状を医師が解説

「乾燥しているこの時季、適度な湿度を保つために加湿器を使うのは大事なことです。ただ、水道水にレジオネラ菌などが混入している場合もありますので、水を沸騰させて蒸気をつくるスチーム式加湿器を使用しましょう。超音波式や気化式の加湿器を使う場合は、タンクの水がそのままエアロゾル(微粒子)となって室内の空気中を漂うことになるので、水はなるべく蒸留水を使い、タンクの内側は、こまめに洗浄しましょう」

■加湿器はきちんとメンテナンスを

最後に、吉田先生がこんなアドバイスをくれた。

「カビ自体の病原性は弱く、肺に直接炎症を起こさせるほどのことはないと思われます。しかしカビで肺や気管支がアレルギー反応を起こせば、死亡リスクがある加湿器肺炎になる恐れがあることを忘れずに。新型コロナはもちろん、患者数が増えているインフルエンザなどの予防をしながら、加湿器もきちんとお手入れすることで、加湿器肺炎も予防しましょう」
清潔な状態で正しく使えば、冬の乾燥を和らげることができる加湿器。これを機に、一度自宅の加湿器の状態をチェックしてみよう。

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