鳥山明さんも突然倒れた「急性硬膜下血腫」――主原因は「自宅で転倒死」!盲点になる危険箇所5
脱衣所から浴室へ入る段差が高い場合は、踏み台などを設置してもよい。
「浴槽に入った瞬間、足を滑らすこともあります。足元が不安な方は、浴槽内に滑り止めシートの設置も検討を。また、低い風呂用の椅子から立ち上がる際のふらつきにも注意」
【4】トイレ
「トイレは狭いので、大きな転倒事故につながることは少ないですが、トイレマットに引っかかったり、便座から立ち上がる際のふらつきに注意して」
【5】玄関
モノが散乱しがちな玄関も危険が多く潜んでいる。
「履いていない靴はしまうようにして玄関はスッキリと。また、置きっぱなしのゴルフバッグや届いた宅急便の箱に足を引っかけることもあるので、できるだけ早く片付けるように。エントランスまわりの砂利やブロックにも注意したいところです。そして、靴を履くときによろめいて転倒しやすいので、段差部分に座るなどして慌てず着脱を」
これ以外にも注意したいのが、寝室での転倒だ。
多いのが、夜間にトイレに立ったときだという。
「真っ暗にしていると足元が見えにくい。常夜灯などを寝室や廊下に設置して」
また、起き上がったときのふらつきも転倒の原因に。
「まわりの壁につかまって、ゆっくり体を起こすように。