暑くなるほど臭くなる! 専門家に聞いた“口臭悪化”させるNG6「舌磨きは逆効果」
口臭を悪化させるNG習慣を6つ櫻井先生に教えてもらった。
■1日に3回以上歯をゴシゴシ磨く
「口臭外来に来るほど口臭を気にする人は、1日3回以上しっかり歯磨きして歯はピカピカです。
でも、本来無色透明なはずの唾液が、白濁していることが多い。これは、歯磨き粉やゴシゴシ磨きによって口内に炎症が起き、粘膜が剥がれ落ちているためです」
粘膜のカスは、細菌によって分解され口臭のもとになるという。口臭は測定値が50を超えると周りの人が気になるレベルとなる。歯磨きの回数と測定値50以上の割合を比べた調査では、歯磨きが1日2回以下の人より、3回以上の人のほうが、50以上の人が多いという結果に。
「歯磨きはやり方が問題です。ゴシゴシ力を入れず、ほうきで軽く何度も掃くイメージで行って。
歯磨き粉は合成界面活性剤を含まないオーガニックがおすすめです」
■白い苔が消えるよう舌をよく磨く
舌の表面につく白い苔状の「舌苔」が、口臭の9割以上の原因。そんな話を聞いたことのある人は、舌を磨いているかもしれないが、舌苔を取ることが口臭予防につながるとはいえない。
「口臭を気にする人は、舌が出血したり、赤くなるまで磨いたりする人がいますが、やめてください。