ビューティ情報『かつおだしNG、外食ができない…急増中「アニサキスアレルギー」の悲惨な体験談』

かつおだしNG、外食ができない…急増中「アニサキスアレルギー」の悲惨な体験談

恐ろしいのは、アニサキス症(食中毒)になったことが無い場合でも発症するということだ。

昭和大学病院の鈴木慎太郎医師の論文によれば、「実際に当院のアレルギー外来を受診しアニサキスへのアレルギー反応を示した患者のうち,70%が先行するアニサキス症がない(または不明瞭な)患者であった」(「本邦のアニサキスアレルギーによる健康被害について」より)と、まだわかっていない部分も多い。

平井さんはいま、アニサキスアレルギーに詳しい専門医の診察を受けている。初期の治療は、アレルギーを起こす可能性のあるものすべてを食べないこと。生魚はもちろん焼き魚も煮魚もダメ。オキアミの入ったキムチもダメといわれ「絶望した」という。

その後、ひどいアレルギー症状は1度だけ。「シラスのトッピングを知らずにピザを食べたら、全身のじんましんと下痢に加え、熱も出ました。
魚は大好きでしたが、完治しないかもとあきらめています」(平井さん)
■アレルギー品目としてまだマイナーなアニサキス。検査を受けられず困っている方も

いっぽうで、専門医と繋がれず、一人で戦い続ける人もいる。松田洋子さん(仮名・40代)は2018年にアニサキスアレルギーを発症した。

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