細胞のミトコンドリア活性で“脱・白髪”へ!「老け髪」予防の最新研究を発表

20年以上の毛髪研究の知見に基づき、あらゆる生活者のニーズを満たすトータルヘアケア研究を積極的に進めている大正製薬株式会社。
同社はミトコンドリアの中で毛髪に作用する素材を見出し、「老け髪」対策の有用性と可能性について、毛髪最新研究発表会をオンラインで開催した。
毛髪サイエンスの最新動向と展望

日本毛髪科学協会 理事/毛髪科学研究会 世話人/なごみ皮ふ科 院長 齊藤 典充先生によると、近年加齢による老け髪(白髪・薄毛)の原因として、毛包幹細胞(毛を作り出す)と色素幹細胞(髪色を作り出す)の老化が明らかになったという。
細胞にフォーカスした研究が新たな毛髪エイジングを切り開く可能性があり、中でもミトコンドリアを活性させるアプローチが新発想の老け髪予防研究として期待されているそうだ。
ミトコンドリア機能異常と老化疾患

ミトコンドリアの形態を制御し、品質を管理、正常な働きを保つために欠かせない、ミトコンドリア内の酵素「MITOL(マイトル)」を、世界で初めて学習院大学 理学部 生命科学科 教授 柳 茂 先生が発見。
柳先生によれば、加齢に伴いMITOLが減少すると、ミトコンドリアから活性酸素が出て老化へつながるという。