2021年7月29日 13:00
細胞のミトコンドリア活性で“脱・白髪”へ!「老け髪」予防の最新研究を発表
実際に研究で、毛髪や皮膚のもとになる角化細胞(ケラチノサイト)のMITOLを欠損させたところ、白髪や脱毛が生じることが明らかになった。
また、MITOLを活性化させる成分「ベルベリン」が紫外線によるシワの形成を抑制したり、脱毛を抑制したりすることがマウス実験で判明。
細胞の若返りが期待できる、新たな抗老化素材となる可能性に期待を寄せた。
MITOLの白髪に関する新発見
大正製薬株式会社 セルフメディケーション開発研究所 基盤研究室主任 新井 良平氏は、MITOLを低下させると、色素細胞の増殖抑制やメラニン産生数の低下が起き、さらにはメラニンを角化細胞に受け渡す機能も低下することを発表。
色素細胞の維持にはMITOLが極めて重要であることが発表された。またMITOLを高める素材として「ボタンピ」を新たに見出し、ボタンピが毛髪の成長に重要な毛の成長期を延長し、メラニン量を多く維持するなど老け髪予防に有用である可能性を述べた。
MITOL×ブラックリバースペプチド1のシナジー効果
ネイチャーラボが開発した「ブラックリバースペプチド1」と、MITOL活性化成分のボタンピとの掛け合わせがシナジー効果を生み、白髪や薄毛といった老け髪予防に有用な可能性があるという。