定番のアメリカ式とはひと味違う、新しいバーベキュースタイル『フレンチBBQ』って?
こうした中で、定番の“アメリカ式”とはひと味違う、フランス式のバーベキュースタイル『フレンチBBQ』に注目が集まっている。
近年の日本人のニーズにマッチした『フレンチBBQ』
1「遠出をしない」
フレンチBBQは自宅の庭やベランダで行うのがスタンダード。
2「アペタイザーを楽しむ」
食前酒や前菜などのアペタイザーをたっぷり用意して、肉や野菜が焼ける前に楽しむ。
3「ワインでくつろぐ」
バーベキューといえばビールが定番だが、フレンチBBQの場合はワインをお伴に長時間過ごす。
河原やキャンプ場など遠方まで出かける必要がなく、気の合う仲間たちとアペタイザーやワインと一緒に長時間ゆったりと楽しむ。
フレンチBBQは、手軽で快適なアウトドアを好む、近年の日本人のニーズに合致していると言える。
フレンチBBQに企業も注目!最近では、食品メーカーをはじめとした各企業においても『フレンチBBQ』に注目する動きが見られる。
フランスに本社を置く『ベル ジャポン』では、フランス式のバーベキュースタイルを日本国内でいち早く提案。同社のチーズキューブブランドの特設サイトなどで、フレンチBBQの楽しみ方などを紹介している。サイトでは、フランスにおけるバーベキュースタイルについて、写真をまじえながらレクチャー。自社の人気商品「ベルキューブ」を使ったアペタイザーレシピなども紹介されている。
また、バーベキューに関連するサービスを展開する「REAL BBQ」においても、自宅でバーベキューを楽しみたいというニーズを受け、新たにバーベキュー用の食材を購入できるオンラインショップ「REAL BBQ MARKET」の展開をスタート。中でも、パテやカンパーニュなど、フレンチスタイルの前菜メニューは売れ筋商品で、ワインと一緒に楽しむ人が増えているそうだ。
『フレンチBBQ』に対する興味・関心は?一般生活者のバーベキューの実態や『フレンチBBQ』に対する興味・関心の度合いを探るべく、トレンド総研が過去1年以内にバーベキューをしている20~40代の男女500名を対象としたアンケート調査を実施。
「バーベキューをどのような場所ですることが多いか」との質問には「自宅の庭・ベランダなど」という答えが最も多く、「キャンプ場」「河原」などを上回る結果に。バーベキューは遠出せず、手近な場所で楽しむスタイルが主流になりつつある様子がうかがえる。
こうした結果からも、フレンチBBQはまさに近年のニーズにマッチしているスタイルであることがわかる。実際にフレンチBBQに関する興味の度合いを聞いたところ、78%が「興味がある」と回答し、85%が「フレンチBBQをやってみたい」と感じている。
最近は火や煙の出ない調理機器も充実しているため、自宅の庭やベランダなどでもバーベキューを実行しやすくなっている。今年のGWは、ぜひフレンチBBQにトライしてみては?