地肌に悪影響?ノンカチオンのヘアコンディショナーをおすすめする理由とは
カチオンという言葉を、最近よく耳にしませんか? カチオンとは界面活性剤の種類で、ヘアコンディショナーやトリートメント、柔軟剤に含まれます。その実体が何なのか、日本化粧品検定1級コスメコンシェルジュの筆者が、カチオンの作用とおすすめのノンカチオン製品をご紹介します。
「界面活性剤ってなに?」をおさらいしましょう
まずは界面活性剤についておさらいです。界面活性剤とは、本来は混ざりあわないはずの水と油を同化させるために用いられる成分で、多くの化粧品や石鹸、シャンプーなどに用いられています。カチオン型のほかに、次のようなものがあります。
化粧品に用いられるものは非イオン性のノニオン型です。主に乳化のために用いられます。皮膚刺激はほとんどないか、またはとても弱いものであると言うことができます。
シャンプーや洗顔料に用いられるのは、陰イオン アニオン型で、洗浄を目的に用いられます。皮膚刺激は比較的弱めです。
また、ベビー用シャンプーでは、より刺激の少ない両性イオン アンホ型の界面活性剤が用いられます。高級シャンプーやリンスなどにも、このタイプが用いられていることが多いようです。
そして、多くのトリートメント、コンディショナー、制汗剤、柔軟剤に用いられているのが、陽イオン カチオン型の界面活性剤です。