眠れない人のための睡眠薬講座-薬が効かない、副作用や依存が怖い人必見-
バルビツール酸系の睡眠薬を比較して、安全が高く催眠効果も高い性質があります。
・非ベンゾシアゼピン系
マイスリー、アモバンなどが、非ベンゾシアゼピン系の睡眠薬です。
ベンゾジアゼビン系では筋弛緩やふらつきなどの副作用が見られることがありましたが、このリスクを減らしたのが、非ベンゾシアゼピン系の睡眠薬です。ベンゾジアゼビン系の睡眠薬と効果は同じくらいでありながら、安全性が高くなります。
■そのほかのタイプの睡眠薬
最近では、睡眠に関するホルモンに作用する新しいタイプの睡眠薬も使用されるようになりました。具体的な以下のタイプの睡眠薬があります。
・メラトニン受容体作動薬(商品名:ロゼレム)
こちらはメラトニンという睡眠を促すホルモンの情報を受け取る部分を刺激する薬です。寝る時間帯がずれているなど、睡眠と生活のリズムにずれているタイプの不眠症に使用されます。
・オレキシン受容体拮抗薬(商品名:ベルソムラ)
オレキシンは覚醒を促すホルモンですが、このホルモンの働きをブロックすることで、覚醒を抑える作用のある薬です。先に説明した通常の睡眠薬と比べて効果は穏やかになりますが、体への習慣性がつきにくく、日中に眠気が残るが少なくなるというメリットがあります。