しじみのお味噌汁といえば、翌朝の二日酔いに効くとおなじみですよね。ですが、しじみに多く含まれる「オルニチン」には快眠にもよいということが明らかになったのです!
厚労省「国民健康・栄養白書2011年」によれば、現在、日本人の半数以上が「目覚めが悪い」「寝つきが悪い」「熟睡できない」などの眠りについての不満を持っています。
しじみは救世主になれるのでしょうか? オルニチン研究会が、銀座アンチエイジングラボラトリー森田祐二氏監修のもと、「オルニチン」が睡眠や朝の目覚めに及ぼす影響の試験を行ったので、見てみましょう。
疲れ気味の人に「オルニチン」を摂ってもらった
試験の対象者は、土日が休みで交代勤務ではなく、疲れ気味(気分や感情の状態を測定するアンケート「気分プロフィール尺度短縮版」で疲労スコアが高く、活気スコアが低い)の男女22名。試験食品は「オルニチン」800mgまたはプラセボ(有効成分を含まない(治療効果のない)薬のこと)。
試験方法は、1週間のうち、火曜日と木曜日の2回、就寝約1時間前に「オルニチン」またはプラセボを摂取して就寝してもらい、翌朝起床時に各種アンケート・試験を実施するというもの。