それで結局、ダウン。休職することになりました。その後は、昼頃まで起きられない生活が続き、なかなか復職のめどが立たない状況でした。
ところがあるとき、住んでいるマンションの理事長の役が回ってきたことをきっかけに、少しずつ早い時間に起きることができるようになったそうです。
もともと真面目な性格だったこともあり、一生懸命理事長の役目を果たされたことで近所の信頼を得て、その後は社会復帰もされたということ。この経験は何を物語っているのでしょうか?
カギはポジティブなストレス!?
精神・神経科学振興財団睡眠健康推進機構によると、この男性がなぜ早く起きられるようになったのか確実なことは言えないとしながらも、新しい役割を与えられたことや周囲の信頼、賞賛を得たこと、また責任を自覚したことがポジティブなストレスとなり、覚醒時刻を早めているのではないかということです。
ストレスというとマイナスなイメージばかりが思い浮かびがちですが、ポジティブなストレスは人をより良い方向へ促す力があるのですね!ロングスリーパーでお悩みの方は、新たな思いで建設的なことに取り組んでみてはいかがでしょうか。
Photo by Rafa from Brazil