お昼休み後に襲われる午後の眠気……。きっと、大ぜいの方がこんな経験をお持ちだと思います。スペインではシエスタという昼寝の習慣があり、夕方まで寝る時間があるんです。実は、シエスタには意外な効果がありました。
南ヨーロッパの習慣シエスタ
「ランチを食べた後、急に眠気が……」あなたもこんな経験ありませんか?日本では会社や学校で寝るのはNGと考えている人が多いと思います。
スペインをはじめとした南ヨーロッパ諸国では、シエスタと呼ばれる昼寝の時間があります。「6番目の時刻」というラテン語が語源になっていて、日の出から6時間後が正午にあたることに由来します。
実は、塩見利明著『眠れないあなたに 睡眠科による不眠の医療』(毎日新聞社刊)によると、人間は1日のうち昼間と夜の2回眠るようにできているそうです。
そのため、昼寝することは人間の生理的現象として好ましく、シエスタという習慣は理にかなっているといえますが、どんなメリットがあるのでしょうか?
昼寝で仕事や勉強の効率アップ
厚生労働省『健康づくりのための睡眠指針2014』によると、必要な睡眠時間を確保できなかったときは、30分以内仮眠を取るのが望ましいとしています。