「朝食」の食べ方で、体調と仕事のパフォーマンスが変わる!?
と、体の各臓器に備わっている「末梢時計」の2種があり、この2つが機能することで正しく作動します。「主時計」と「末梢時計」は、オーケストラでいうと指揮者と演奏者のような関係。指揮者である主時計と同調することにより、末梢時計は正しく働くことができるのです。
主時計(脳)は光を感知することができますから、朝日を浴びるとそこでリセットされ一日が始まります。しかし末梢時計の方は、朝日を浴びるだけでは一日の始まりを感知して動き出すことができません。朝食をとって胃腸の活動をスタートさせ、朝がきたことを末梢時計にきちんと認知させる必要があるのです。
Q朝食には身体にどんなメリットをもたらすのでしょうか?
Aボディクロックの調整のためばかりでなく、社会生活上も朝食をとることは重要です。社会人も学生も、ほとんどが午前中から仕事や勉強などの活動を開始しています。
お昼までエネルギーが補給されない状態ではよいパフォーマンスを発揮することはできないでしょう。
とくに、脳は多くのエネルギーを必要とします。また、朝食を抜いて内蔵がきちんと動いていない状態では体温も上がらず、冷えや便秘など体の不調の原因にもなってしまいます。