指の動きやリズムの取り方などを覚えるために、脳がフル活動しています。そのため、入力した情報を一度整理するために寝る必要があるんです。
睡眠によって記憶が整理されると、脳は楽器の演奏技術を覚えることができます。つまり、睡眠時間を削ってまで楽器を弾くよりも、ある程度練習してぐっすり眠ったほうが、脳にとっては情報を入力した甲斐があるということなんです。
ただし、十分なインプット量がなければ楽器の演奏技術は上達しません。練習時間と睡眠時間を十分に確保し、上手なバランスを保てるように心がけましょう。
質の高い睡眠で技術を高めよう!
楽器演奏が好きな人なら、誰でも上達したいという気持ちはあるはず。そのためには、脳が情報を整理できるよう、十分な睡眠時間を確保して、ぐっすり眠ることが大切です。
眠りの質を上げるには、睡眠のサイクルを理解することがポイント。人間の眠りのサイクルは、だいたい90分ごとにノンレム睡眠(脳が休まる時間)とレム睡眠(浅い眠りの時間)を繰り返すので、6時間か7時間半というタイミングで起きるとよいです。楽器を練習するのもよいですが、しっかり眠ることも上達には欠かせません。睡眠は脳が記憶を整理する時間だと考え、ぐっすり眠る習慣を身につけましょう。
Photo by Rael B
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