歯のシミ「ホワイトスポット」とは? お口のケアのポイントは、唾液のミネラル!【カラダジム】
歯は、何十年も使い続けるもの。大人になってから一度歯を失ってしまうと、治療はできても、自分の歯を再生することはできません。
いつまでも自分の歯で生活するためには、何に気をつければよいのでしょうか。まずは、虫歯を予防する方法について、日本大学歯学部教授・宮崎真至先生にお聞きしました。
全ての始まりは、「感染の窓」!
――そもそも虫歯菌はどこからやってくるのでしょうか。
もともと赤ちゃんのときには、虫歯菌はありません。大体1歳6ヶ月~2歳5ヶ月くらいの間に、母親などの親族から、口移しで食べさせる、同じ食器を使うなどして、虫歯菌は移されます。これを、「感染の窓」と呼んでいます。
バイオフィルムは、歯磨きでは取れない?
――日々の歯磨きだけで、虫歯は防げるのでしょうか。
ばい菌の温床となっているバイオフィルム(口腔内の白いべとべととした細菌の塊)は、実は歯磨きで落とせるものではなく、歯科医院でクリーニングしなければ完全には除去できません。
また、歯並びや食生活、唾液の質などによって、口の中の環境は十人十色。虫歯になるリスクも人によって違いますから、かかりつけの歯科医院に相談しながら自分に合った虫歯予防をすることをおすすめします。