仕事や勉強を終えて「さぁ、寝よう」と思っても、頭がさえていてなかなか寝付けない……なんてことはありませんか? そんなとき、お酒を飲んで眠くなるのを待つ方もいるでしょう。でも、気をつけないと、寝酒には命に係わる事態を引き起こす危険性があるんです。
寝酒が眠りを妨げる!?
寝酒をしないと眠れないという方がいる反面、「寝酒をすると睡眠が浅くなる」という話もよく聞きます。これは、寝る前にアルコールを摂取すると、夜中にトイレに起きてしまったりと、熟睡しづらくなるというものです。
実は寝酒の弊害はそれだけでなく、過度の寝酒は命に係わる危険な状態を引き起こすという情報もあるのです。眠りが浅くなるぐらいだったら、まだ許容の範囲内でしょうが、命に係わるとなったら話は別です。
アルコールを摂取したら体はどうなる?
まずは、アルコールが体内に及ぼす影響について理解しましょう。私たちの体内に入ったアルコールは、すぐに胃腸から血液へと移動し、あっという間に体中をかけ巡ります。
その間、数分程度といわれるほどのスピードです。
胃腸の血流が増加し、その血液にのってアルコールは脳へ到達します。体の内側が熱くなったり、気分がほぐれたりする、いわゆる「酔っ払った状態」