ただ、ここで問題なのは、最初に睡眠薬を服用するのは簡単でも、不安や依存からなかなか休薬ができなくなるということ。たとえ薬の量を守っていても、半年ほど経つと「薬なしでは眠れない」と患者が訴える「常用量依存」と呼ばれるものが起こることもあるそうなのです。
また、睡眠薬の種類によっても、休薬しやすいものと、しづらいものがあると言われています。
休薬しやすいもの、しづらいもの
一般的に、「抗不安作用が強力な薬剤ほど休薬しづらい」と言われています。ある医師の話では、トリアゾラムやエチゾラムは休薬しづらく、ブロチゾラムやリルマザホン、ゾピクロンは、比較的休薬しやすいのだそう。
ただ、これはあくまで一般論で、体質や症状によって睡眠薬の服用方法は異なります。また、睡眠薬は日々、新たなものが生まれているので、情報もどんどん刷新されています。
専門知識がないのに、勝手な判断で薬を飲んだりせずに、不眠の症状がある場合は早急にお医者さんに相談しましょう。
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国内初!“国民の身体活動量の実態”を把握する大規模調査の報告書を発刊