体のリズムを整えるためには、「メラトニン」という睡眠を促すホルモン、そして通称“幸せホルモン”といわれる「セロトニン」という物質が重要になります。
セロトニンはメラトニンの材料物質でもあります。また、セロトニンが不足すると、心のバランスを崩してしまい、不眠等につながります。そのため、まずセロトニンの分泌を促すことが、夜の睡眠の質の向上につながります。
睡眠の質も向上させることで、成長ホルモンの分泌を促し、ダイエット効果、美肌効果も得ることができます。こういったホルモンの分泌を意識しながら、体のリズムを整えることが大切ですね。
朝、昼、夜の体の状態に合わせてアロマを使い分ける
――1日のリズムから考えると、朝はどのようなアロマが適しているのでしょうか。
三橋先生:朝は、太陽の光を浴びて、しっかりとセロトニンを分泌させることが大切です。
朝すっきりと目覚めるためには、ペパーミント、レモン、ローズマリーなど、交感神経の働きを促進し、体を覚醒させるアロマが適しています。また、朝は、コルチゾールというホルモンが多く分泌されていて腸の活性があがっているため、老廃物を排出するのによいタイミングです。