ペパーミントは便秘に効果を発揮する香りでもあります。また、血液やリンパの循環を促し、老廃物の排泄を助けてくれる、グレープフルーツ、ジュニパーなどのアロマもおすすめです。
――お昼過ぎになると眠気に襲われる方が多いですが、この時間帯に適したアロマはありますか。
三橋先生:お昼過ぎに眠気に襲われるのは、深部体温が低下するように体にプログラミングされているからです。しばし休憩を取って体を休めたいという方は、スイートオレンジ、サイプレスなどのリラックス系アロマ、眠いけれど頑張らなければ!という方は、ペパーミント、レモン、ローズマリーの覚醒系アロマが適しています。
――最後に、より良い睡眠を得るために効果的なアロマを教えて下さい。
三橋先生:夜に使うアロマとしては、副交感神経を優位にして、睡眠の質を高める真正ラベンダー、ゼラニウム、ヒノキ、シダーウッドなどが適しています。寝ている間はメラトニンと成長ホルモンが体のメンテナンスを行っています。
睡眠を促すホルモンでもあるメラトニンは、実は免疫力の向上や活性酸素の除去などの役割も担い、体や肌の修復をする成長ホルモンの分泌も促しています。睡眠の質が高まると、美肌になるのはこのような体の仕組みがあるからなんです。