シワとたるみが“できない姿勢”、“できる姿勢”【宝田恭子先生のアンチエイジング カラダジム】
シワやたるみが気になりだしたあなた。どうしたら、これ以上増えるのをストップできるのかと日々悩む方も多いはず。“歯科医視点のアンチエイジング”で全国での講演、書籍出版、テレビ出演と活躍する宝田恭子先生にお話を伺いました。
顔や首のシワとたるみに“表情筋”が影響
――顔、首まわりのシワやたるみの原因は何ですか?
宝田先生:シワやたるみに影響するのは、「表情筋」という筋肉です。「表情筋」と聞くと、笑ったり、しかめ面をしたりするときに使う筋肉で、顔だけについていると思われがちですが、実は体のさまざまな部分とつながっています。
例えば、口角を下方に引くときに使う「広頸筋」は口元からあご、肩、胸の上部までと広範囲です。背筋をピンとのばしていないとこの広頸筋がたるんだ状態になり、首のシワ、頬のたるみの原因になってしまいます。さらに顔が下向きになると、頬が垂れ落ち、ほうれい線が深く、長くなります。
重い頭を支える働きがある「胸鎖乳突筋」は、耳の後ろから鎖骨までつながっていて、正しい姿勢を保つことで、広頸筋を支え、口元にハリを与える効果があります。
正しい“姿勢”でシワとたるみを防ぐ
――姿勢がシワやたるみに影響を与えるのでしょうか?
宝田先生:そうなんです。