掛布団のおすすめは? 知っておきたい布団の種類と選び方のコツ【友野なお 快眠集中講座(第3回)】
掛け布団の種類は羽毛布団だけじゃない!
人間は眠らずに生きていくことは出来ませんが、人生を80年とした場合、なんと約25年間分も眠っているといわれています。
掛け布団も敷き布団も、季節や用途に合わせて選ばなければ、25年間分もの時間を快適に過ごせていないことになってしまうので大問題です。
正しい「寝具選び」は、快眠のための基本であり重要な要素。体を包んでくれる掛け布団一つとっても羽毛から羊毛、綿、ポリエステル、絹(真綿)などさまざまな種類があり、特徴も取扱注意点も異なります。
羊毛布団にポリエステル、木綿布団
掛け布団は保温性が高く、吸湿・透湿・放湿性に優れていると同時に、適度に軽くて圧迫感なく体に馴染み、寝返りを邪魔しないものという条件があげられます。
掛け布団の詰め物としての理想の素材は、お手入れも楽で、優れた温度調節機能や吸放湿性を持っている天然の水鳥からとれる素材、「羽毛」です。
「羽毛は軽すぎてあまり好きになれない」という方もいらっしゃるかと思いますが、それ以外の素材だと、保温性の高い素材で知られている羊毛、ポリエステル、綿などになります。
羊毛は蒸れ感がなく爽やかに使えること、ポリエステルは埃が出来にくく衛生的であること、綿は吸湿性に優れているところがそれぞれ特徴として考えられています。