ベッド選びにお悩みの方は、サイズとマットレスの2つに絞る!【友野なお 快眠集中講座(第5回)】
マットレスには人それぞれ、体型、好み、性別、生活習慣などによって向き不向きがあるので、実際に店頭で寝比べてみて、自分にピッタリのマットレスを見つけることが大切です。
人は横になると全体重がマットレスにかかり、一般にその体圧は「頭部」「胸部」「腹部」「脚部」の4部位に分布されます。頭部(まくら)にかかる圧は約8%といわれているので、残りの92%はマットレスが支えていることになるのです。
つまり、マットレスは「体の枕」といっても過言ではないということ。しかし、「胸部」は33%、「腹部」は44%、「脚部」は15%と、かかる重さが大きく異なるので、体があまり沈み込み過ぎない硬さと、寝返りをうちやすく、体の凸凹に応じて対応する弾力性の両方を兼ね備えている必要があります。
理想のマットレスとは?
硬すぎるマットレスを使用した場合、毛細血管が圧迫されて、しびれたり、発汗が妨げられたり、寝返りがうちにくくなったりして睡眠の質が低下しますし、逆に柔らかすぎるマットレスを使用してしまうと体が不自然なW字型になって沈み込んだ部位に圧力がかかるため、腰痛や肩こりをひきおこしたり、眠りが浅くなったりしてしまいます。