精神生理性? 逆説性? あなたの不眠症はどのタイプ?
ひと言で不眠症といってもその症状はさまざま。厚生労働省は不眠症を7つのカテゴリーに分けています。今回はカテゴリーごとにどのような特徴があるのかをご紹介したいと思います。自分の不眠症がどれに当てはまるかを知っておくと対策をたてやすくなります。
不眠症の7つのカテゴリー
厚生労働省が精神・神経疾患研究委託費による「睡眠障害医療における政策医療ネットワーク構築のための医療機関連携のガイドライン作成に関する研究班」の報告書をもとに作成した『不眠症の診断・治療・連携ガイドライン』というものがあります。
そのガイドラインによると、不眠症には以下の7つのカテゴリーがあるそうです。
①適応障害性不眠症(一過性不眠症)
②身体疾患に伴う不眠
③不適切な睡眠衛生
④薬物もしくは物質による不眠症
⑤精神疾患に伴う不眠症
⑥精神生理性不眠症
⑦逆説性不眠症
それぞれにどのような特徴があるのかをみていきましょう。
ストレスやカフェインに注意
①適応障害性不眠症(一過性不眠症)
ストレスによって不眠症状が出るもの。
急に不眠になり、3カ月未満で消失することがある。原因であるストレスがなくなったり、ストレスにうまく適応すると、障害は消失すると考えられている。