精神生理性? 逆説性? あなたの不眠症はどのタイプ?
②身体疾患に伴う不眠
疾患によるかゆみや痛みなどで睡眠が妨げられるもの。腰痛や頸椎症がその代表格。かゆみは入眠時に出やすいため、入眠困難につながる。また、喘息による呼吸困難などが不眠の原因になることもある。
③不適切な睡眠衛生
睡眠や覚醒を妨げる日常の行動・習慣によって、不眠症状が現れるもの。カフェインやニコチンなどの過剰摂取、激しい運動などがあげられる。いずれも制御できるが、患者本人はそれが原因だと気づいていないことが多いと言われる。
うつ病の初期段階にも……
④薬物もしくは物質による不眠症
睡眠薬以外の薬の副作用で、不眠が出ることがある。
⑤精神疾患に伴う不眠症
精神疾患(うつ病など)の初期に不眠が出ることがある。睡眠薬だけでは改善しないので、精神科的治療が必要になることも。うつ病が原因の不眠の特徴は、入眠困難、中途覚醒、朝の離床困難などの合併があげられる。⑥精神生理性不眠症
眠ろうと頑張れば頑張るほど眠れなかった経験が不眠につながることがある。対処方法としては、寝室以外の場所で寝るなど、環境を変えてみるとよく眠れる場合があると言われている。
⑦逆説性不眠症
患者は「眠れなかった」