部屋がヒンヤリしているほうが睡眠の質は高まるのはなぜ?
寝室の最適な室温は16~18度という研究結果もあるそうです。これは相当低い温度ですよね。
冷えた部屋のほうが熟睡できる理由は眠りのメカニズムと関連しています。私たちが眠りに落ちるときは体温が低下するので、室温が下がると体温も下がりやすくなり寝つきがよくなるという原理なんだそう。
寝床内気象って?
「寝床内気象」という言葉があります。「しんしょうないきしょう」と呼ぶこの言葉は、寝具の中の温度や湿度のことを指していて、睡眠に大きく関わっているそうです。
目安として覚えておいていただきたいのが、理想の寝床内気象は「温度33±1℃、湿度50±5%」と考えられていること。これは室温ではなく、寝具内の温度という点にご注意ください。
数値だけ知ってもわかりにくいと思うので、もう少し具体的な目安も記載しておきます。室温10℃前後であれば羽毛掛け布団+毛布、20℃前後であれば真綿掛け布団でこのぐらいになるそうです。
ただ、これはあくまで“目安”なので、無理をしないで、寒いと思ったら、しっかり布団をかけてくださいね!
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