寝ている間に自分の体を食べてしまう!? それって睡眠障害?
周囲にこの症状がみられる人がいたら、早めに病院でみてもらうようにしましょう。
レム睡眠行動障害とは
続いて「レム睡眠行動障害」です。この睡眠障害は浅い眠りであるレム睡眠中に、大声で話をはじめる、手足をバタバタさせる、歩きまわるなどの異常行動をとるものです。
物を投げてしまうこともあるので、室内の家具が壊れてしまう場合もあると言われています。このレム睡眠行動障害も、夢遊病と同様に本人に自覚症状はありません。
そのため、治療には家族の理解と協力が不可欠です。睡眠中の異常行動がみられた場合は、「いつか収まる」と安易に考えず、ケガをしたり、事故に巻き込まれたりする前に医師に相談しましょう。
睡眠障害の検査は?
睡眠障害の疑いで病院へ行った場合、症状のタイプによってさまざまな検査が行われます。
代表的なものを紹介します。
睡眠ポリグラフ検査
病院に1泊して、体にセンサーをつけた状態で睡眠をとる。呼吸数や心拍数、夜間の睡眠状態を確認することで、原因を診断するために行うもの。
CPAP圧設定検査
睡眠中に何度か呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群の疑いがあると診断された場合に行う検査。病院に1泊して、マスクを装着して眠ることで呼吸の状態を調べる。