オリンピック実況中継の観過ぎによる「睡眠相後退症候群」に注意!?
睡眠相後退症候群を改善する3つの方法
睡眠相後退症候群を改善するには、遅れてしまった体内時計のリズムを元に戻すことが大事です。
体内時計のリズムを調整する方法としては、たとえば以下のようなものがあります。
・時間療法
入眠時刻をさらに遅くし、それに合わせて、睡眠時間帯も一緒に同じ方向にずらしていく方法です。
たとえば7時間睡眠の人が睡眠相後退症候群によって、毎日深夜3時~朝10時の時間帯に寝るようになってしまった場合は、次の日は6時~13時まで、その次の日は朝9時~16時までというように睡眠時間帯ごとずらしていき、理想的な就寝・起床時間になったところでそれを固定化します。
ただしこの方法は時間の融通が利く人しか実行できない上に、一般人が自己流でやるのは危険だといわれているので、あまりオススメはできません。
・メラトニン療法
「睡眠ホルモン」であるメラトニンを、サプリメントという形で摂取して、眠くなるタイミングを早くする方法です。睡眠相後退症候群の人は、通常の人よりもメラトニンが分泌されるタイミングが遅くなっているので、それを改善させようとするものです。
ただしメラトニンは日本国内では売られておらず、さらに摂取量や摂取方法を間違えると逆効果になってしまう場合もあります。