あのヒロインのチャーミングさを真似てみよう!フランス映画にみる、パリジェンヌのメイク -vol.4-
60年代の前衛的な映画づくりで注目を集めたゴダールが、公私ともにパートナーだったカリーナの魅力をたっぷり引き出している。当時、新婚だったゴダールとカリーナの私生活もエッセンスに。哲学的で難しい印象のあるゴダール作品のなかでも、特に砕けていて見やすい1本。
監督:ジャン=リュック・ゴダール/出演:アンナ・カリーナ、ジャン=クロード・ブリアリ、ジャン=ポール・ベルモンドほか
『女は女である』での役どころと、彼女のメイクとは?
アンナ・カリーナ演じる主人公が急に子どもが欲しくなり、無理を言って恋人を悩ませてもそれが好感を持って描かれるのは、猫のいたずらを本気で怒れないように、どこか憎めない魅力があるから。ゴダールが監督自ら選んだという、真っ赤なニットやブルーのコートを着こなすカリーナがとにかくおしゃれで目が離せない!ゆるいシニヨンや猫のようなアイメイクが、ときにチャーミングで、ときに気怠さを見せる気分屋の役柄にぴったりです。