女性の3人に1人が悩む冷え性…専門家が教える対策法
若い女性は末端の冷え性が多い
奴久妻先生 「冷え性の中でも、特に20~30代の若い女性は手足(末梢)が冷える人が多いです。若い女性に多い理由は、食が細かったり、月経があることから貧血気味になりがちだからです。貧血になると赤血球の数が少なくなり、十分な熱エネルギーを作ることが難しくなります。
体温が下がると深部体温だけは、適温である37度前後に維持しようと、末端の血管が熱を逃がさないように収縮するため、手足の血流が滞り手足に冷えを感じます」
体の冷えは免疫力や集中力の低下につながる
奴久妻先生「体の冷えは免疫力や集中力の低下にもつながります。特に冬場はインフルエンザなどの感染症が流行するので注意が必要です。インフルエンザのワクチンも効果がない人は体温が低いことも考えられます。ワクチンは体温が高くないと体がそのワクチンを認識できず、抗体を作るときの化学反応も起きません。また、体が冷えると血流が悪くなるため、脳への血流が悪くなり、集中力の低下にもつながります」
温かい飲み物が実は冷えの原因になることも
奴久妻先生「冷え性の対策として、温かい飲みものを飲んでいる人がいますが、実体を温めようとして温かい飲み物を飲むだけでは一過性で体は温まりません。