抗生物質などを処方されますが、なかなか思うように効果がなく、初めてクラミジアの検査を行って原因がわかったということも少なくありません。その間、セックスをすればパートナーへの感染はさらに高まります。
咽頭クラミジアの検査方法
咽頭クラミジアの検査は、専用の器具や薬剤を使用しないと正確な診断はできません。検査方法は3種類あります。
綿棒による生体検査
のどの奥の扁桃腺、あるいは食道に通じている部分から、長い綿棒を使って粘液をぬぐい取ります。ちょうどインフルエンザの診断のときのような検査になります。この綿棒に付いた粘液を培養して、菌が付いているか調べるものです。この検査では1時間ほどで検査結果が出ます。
うがいによる検査
核酸増幅検査(PCR法)といって、生理食塩水でうがいをしたもので検査を行います。今までの綿棒での検査では、人によっては苦痛や違和感をともなうものでしたが、うがい方式の検査では、こうした負担がありません。また、広範囲から菌を採取するため、より正確な診断ができるようになります。この検査では、翌日または翌々日の検査結果の報告となります。
血液検査によるもの
血液検査によるクラミジアの検査は、抗体を調べることになります。