1年で14kgも痩せたシェフが教える「簡単もち麦ダイエット」
現在の日本人の食物繊維摂取量は、1日平均で11~14g。厚生労働省が目標として掲げている18~20gには、追いついていないのです。
ところが、白米の代わりに、米1合(150g)に対し、もち麦50gを加えた「3割炊きのもち麦ごはん」なら、茶碗1杯で約2.4gも多く摂れます。米0.4合(60g)に対し、もち麦50gを加えた「5割炊きのもち麦ごはん」なら、なんと約3.4gも摂れるのです。
しかも不溶性食物繊維と水溶性食物繊維という異なる2つの食物繊維を、もち麦はバランスよく含んでいます。
(2)便秘改善&美肌効果も
2種類の食物繊維は、それぞれ役割が違います。まずは、不溶性食物繊維から見ていきましょう。
野菜やキノコ、豆類にも含まれますが、文字通り、水に溶けずに腸内の水分を吸ってふくらみ、便のかさを増し、排便を促してくれます。
また、腸内の有害物質を体外に排出させる働きもあります。
一方の水溶性食物繊維は、腸内細菌のエサになって善玉菌を増やし、腸内環境の改善に役立ちます。腸内環境が整うことで、便通がよくなるばかりか、美肌効果、代謝改善、ダイエット効果があり、免疫力も高まります。とはいえ、腸内環境はだいたい2~3週間で変化し始め、3ヵ月で体質が変わると言われています。