1年で14kgも痩せたシェフが教える「簡単もち麦ダイエット」
(3)糖尿病&メタボ予防にも!
食後の血糖値の上昇を抑制することが、糖尿病の予防に有効ですが、水溶性食物繊維には、糖質の消化・吸収を緩やかにし、血糖値の急上昇を防ぐ働きもあります。
また、インスリンの過剰な分泌もなくなるので、余分なブドウ糖を脂肪細胞に貯め込まなくなり、体に脂肪がつくのを防ぎ、太りにくくなるようです。
とくに水溶性食物繊維のなかでも注目を集めているのが「β-グルカン」。体内にある不要なものを包み込んで体外に排出してくれるのですが、その働きにより、悪玉コレステロール値は下がり、中性脂肪の減少にも効果を発揮します。
■ベストタイミングは朝食
食後の血糖値の急激な上昇を抑える働きがあるばかりか、次の食事、さらにはその後の食事まで、長時間にわたって血糖値の上昇をゆるやかにすることがわかってきました。それを「セカンドミール効果」と呼びます。
その働きを最大限に利用するなら、朝食にもち麦を食べるのが、ベストです。1日中血糖値の上昇がゆるやかなので、満腹感が持続し、食べ過ぎを予防できます。
さらには、夕食にもち麦を食べることで、効果は翌朝まで続きます。
■メニューはアレンジ自在
もち麦は白米に混ぜて炊くだけでなく、たっぷりの水分でゆでた「ゆでもち麦」