【お医者さんに聞いてみよう!】Q:脳卒中になりやすい生活習慣とは?体質や遺伝も関係するのでしょうか?
■ストレスを抱えている
ストレスを感じている人は、ストレスから身を守ろうと「ストレスホルモン」を分泌します。このストレスホルモンは、血液の収縮を促進して、血圧を上昇させる働きがあるため、ストレスを感じるシーンが多い人ほど脳卒中のリスクが高まるといわれます。特に、「A型行動パターン」という行動医学に規定された性格の人は、ストレスを感じやすいことから、脳卒中を起こしやすいといわれています。
A型行動パターンの人は、主に以下の項目が当てはまります。
- 日々忙しく、時間に追われる生活をしている
- 仕事に没頭しすぎて、気持ちの切り替えがうまくいかない
- 徹底的にやらないと気が済まない
- 負けず嫌いである
- 緊張しやすい
- 気性が激しく、イライラしやすい
- きちょうめんである
■たばこを吸っている
さらに、喫煙者は非喫煙者に比べて2.0~2.5倍も危険性が高いといわれています。
<「脳卒中」と遺伝の関係>
最後に、脳卒中そのものに遺伝性はありませんが、高血圧など脳卒中にかかりやすい体質には、遺伝性があるといわれます。また、脳卒中の原因は食生活と深くかかわるため、脳卒中にかかった人と同じ食事をとる家族はかかりやすいといえるでしょう。特に、脳卒中の一種であるくも膜下出血にかかった人が家族内にいる場合、そうでない人に比べて7~9倍も、くも膜下出血を発症する危険性が高いといわれています。
その他、今からできることという観点では、食生活に気をつけ、適度に運動し、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病にならないように気をつけることでしょう。
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