実はやりがちなんです!【女医監修】病院へ行くときの「NG行動」
例えば、既往歴には何も記載がないのに、お腹の診察で手術の痕が見つかる場合があります。聞いてみると、「そういえば昔、卵巣のう腫で手術をした」なんていうことが判明する場合も。以前に卵巣のう腫を患っていたという情報があれば再発があるかもしれないなどと判断でき、早期診断・早期治療につながります。
このように、既往歴の申告は非常に重要なものです。既往歴をつい忘れがちという人は、保険証と一緒に控えを持っておくなどの工夫をするといいでしょう。
NG行動2: 健康診断の結果を正しく伝えない
健康診断や人間ドックの結果を聞くと、「特に問題なかったです」と言う方がいらっしゃいます。ですが、健康診断や人間ドックで検査する項目は人によって違う場合があります。例えば、一般的な血液検査だけしたのか、追加で腫瘍マーカーなども検査したのか、腹部エコー検査もしたのかなどですね。
また、健康診断の場合は、前回の結果と比較してどうなのかということも重要なポイントです。健康診断の結果には、たくさんの情報がつまっています。実際には異常値になっている場合でも、自己判断で問題ないと判断している方もいらっしゃるので、できれば受診時に結果を持参しておくと安心です。