ビューティ情報『グアーガム分解物は透析患者の腸内細菌叢を改善し尿毒症物質を低減する ~第24回・25回 日本病態栄養学会年次学術集会で発表~』

2022年1月24日 10:00

グアーガム分解物は透析患者の腸内細菌叢を改善し尿毒症物質を低減する ~第24回・25回 日本病態栄養学会年次学術集会で発表~

は腎機能が徐々に低下していく病気で、進行して末期腎不全に陥ると透析治療が必要になります。日本では2019年時点で透析治療を受ける慢性腎臓病患者数は344,640人(国民366.1人に1人)であり、有病率は台湾に次いで世界2位と多く、国民の健康に重大な影響を及ぼしています。腎臓病の主な発症リスクは糖尿病、高血圧、脂質異常症、加齢などですが、近年、腸内細菌の関わりにも注目が集まっています。透析患者において腸内細菌叢の乱れであるDysbiosisがみられることや、腸内細菌は尿毒素(※1)、慢性炎症、免疫制御などを介して、CKDに影響することが報告されており、腸内細菌叢を対象とした治療介入が必要であるといわれています。
腸内環境を改善する食品の一つに水溶性食物繊維がありますが、これまでに、水溶性食物繊維グアーガム分解物の摂取により、腎機能低下ラットにおいて食事性リン(※2)誘導による腸内細菌叢の変化が抑えられ、尿毒素物質であるインドキシル硫酸(※3)の血中濃度が低下することが明らかになっています。そこで本研究では、透析患者に対するグアーガム分解物の効果を検討しました。2. 研究方法について
外来透析患者13名を対象とし、通常の食生活に加えて、毎食前にグアーガム分解物を5gずつ、1日あたり15g摂取していただきました。

新着ビューティまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.