2022年7月12日 11:00
自然免疫応用技研「パントエア菌リポポリサッカライド(LPS)」が米国のダイエタリーサプリメント原料「NDI」として承認を得る
パントエア菌LPSは、経口摂取することで免疫力を高める効果が認められています。免疫力は健康維持の基盤となるものであり、ヒトダブルブラインド臨床試験では、糖尿病や高脂血症の予防、骨密度低下の抑制、毛細血管の数を増やすなどの結果が論文化されています。また現在、動物を使った認知症予防治療効果に関する研究が行われています。なお、経口摂取での安全性は非常に高く、ラットに1日推奨量の4,500倍を3か月間摂取させても有害事象が見られないことが確認されています。
パントエア・アグロメランス菌
■FDAによるNDI承認
NDIは、1994年10月15日以前に米国においてダイエタリー原料として流通していなかった素材であって、新たにFDAの審査を経てダイエタリー原料として認められた原料を言います。NDIとしての承認では、原料をダイエタリーサプリメントに使用した場合の安全性評価のほか、使用履歴、人体への有害性、GMP準拠の製造工程、品質管理等に関する様々な実験結果と分析資料を精査することによって審査されます。日本で販売されている食品原料であっても、米国で販売するサプリメントに配合する場合、NDIとしての承認を得ていることが求められます。